NHKがドコモの加藤社長にインタビューした様子を記事と動画で配信しています(記事へのリンク)。記事は身も蓋もない質問「iPhoneを取り扱うの?」という問いかけに対して社長の答えが掲載されています。
加藤社長は
「ラインナップの1つとしてあってもいいが、全体に占める販売比率は2、3割ではないかと思う。そのバランスが取れるかが一番難しいところだ」
と言っています。これは前から明言している内容で、それほど新鮮さはないです。しかしこの時期に、まだこの段階の発言が社長から出てくることが重要です。もし真剣にiPhone販売を検討していて、Appleと条件を詰めているなら、発売日を2ヶ月後に控えてこの発言はないでしょう。
なんだかiPhone 5Sのドコモからの発売は一旦白紙って気がしてきました。
ちなみに、僕はiPhoneの取扱い割合を2〜3割にする、というドコモの戦術は間違っていないと思います。他の機種も大量に流通しているドコモの場合、iPhone用のネットワークを作ることは不可能です。そこにiPhoneが4割、5割と押し寄せて来ると既存顧客の通信品質に悪影響を与えることは間違いありません。
ほぼiPhoneに特化したネットワークを作ったソフトバンク、ネットワーク品質低下を押し切って発売したKDDI、対照的な3社です。
邪推ですが、ドコモとしては年間○○万台までしかiPhoneを販売しない(売り切れ次第欠品扱い)。としたいところをAppleがその条件を飲まない、という交渉となっている可能性もあります。