Apple Watchのジェスチャー機能、便利そうだが精度を見極める必要も

Apple WatchがwatchOS 8からジェスチャーでの操作が可能になるとAppleが予告しています。まずはアクセシビリティ機能の強化で追加される形となりますが、将来的にはディスプレイへのタッチSiriでの音声操作以外の新しい操作方法になる可能性を秘めています。ただ現時点では不安な点もあります。

Apple Watch

モーションセンサーの精度

Apple Watchジェスチャー機能はモーションセンサーが本体の動きを正確に読み取り、その動きに応じた操作を実行するというものです。具体的には手のひらを2回握りしめるとタイマーを開始、親指と人差し指をトントンとしてタイマーを停止といった操作が想定されています。これはApple Watchのモーションセンサーが手の微妙な動きを読み取ることで可能になるとされます。

今でもApple Watchは手首を返す動作で文字盤を表示したり、転倒の動きを検知して通知したり、手を洗う動きを感知して20秒のタイマーを作動したり、モーションセンサーを使ったApple Watchの機能は多くあり、その延長としてのジェスチャー機能になるのでしょう。ただ転倒検知も手洗いも文字盤表示も、どれも精度はイマイチです。

Apple Watch

手洗いをしていなくても「手を洗っていましたか?」と聞かれることは多く、また転倒していないのに転倒が検知されることもあります。手首を返しても文字盤が表示されないことは多く、モーションセンサーの精度はそれほど高くない気がしています。そのセンサーを使って微妙な動きが検知できるか、どこまで機械学習が情報を補えるか、正直まだはっきり判断できません。

Apple Watchのジェスチャー機能は将来的には一般ユーザー向けの操作にも応用されるはずで、その時までにセンサーの精度も機械学習の学習も今よりもさらに進化しているはずで、そこでようやく使えるようになる機能じゃないかと考えます。

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