Apple Watch Series 3は「古い機種」になってしまったのか?

Apple Watch Series 3セルラー通信に対応し、日本でApple Payが使えるようになるなど、Apple Watchを大きく進化させた機種です。Series 3は今でもGPSモデルが格安モデルとして販売されているのですが、watchOSのアップデートで問題が起きているようです。

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容量不足が原因

Apple Watch Series 3のGPSモデルのストレージは8GB(セルラーモデルは16GB)であり、iOS 14.6をインストールしたiPhoneとペアリングした場合、アップデートに必要な空き容量が不足するようです。アップデートする場合は一旦ペアリングを解除、Apple Watchをリセットする必要があり、アップデート後にバックアップから復元することで、一応これまで通りに使えるようになります。

ただアップデートのたびにこの作業を行うのは面倒であり、Apple Watch Series 3がwatchOSのアップデート対象から外れるのも時間の問題ではないかと言われています。今でも販売されている機種がアップデートの対象外となるのは珍しいことなのですが、AppleにもSeries 3をアップデート対象から外すことにメリットはあります。

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Apple WatchはSeries 4から画面サイズが大きくなり、サイズ違いのモデルが併存する状態が続いています。もともとApple Watchの画面サイズは2つあったため、合計4つの画面サイズは開発者への負担になっています。またSeries 3は処理速度は以降の機種に比べて格段に遅く、この機種で快適に作動するアプリを作るのが難しいのが現実です。

Series 3をサポート対象から外すのはAppleにとってもアプリ開発者にも大きなメリットになるはずです。まもなく開催されるWWDC21で発表されるwatchOS 8の詳細で、サポートの有無がはっきりするはずです。どうなるでしょうか。

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