iPhoneをキャッチアップし、iPhoneっぽいスマートフォンを目指したGalaxyですが、その最新作、S4は日本でもまずまずの滑り出しを見せたようです。もちろんiPhoneのように発売日に行列ができることはありませんが、BCNの携帯電話売れ筋ランキングでも週末だけの売上で2位にランクインしました。
5月20〜26日のランキング |
この「まずまず」の要因の一つとしてGalaxyS4はiPhoneとは異なり、国ごとにLTEや3Gの周波数に細かく対応しています。さらにおサイフケータイなどの「ガラパゴス」機能も搭載しています。これはAppleとは全く違ったアプローチです。しかし利用者にとっては「ガラパゴス」であっても便利な機能や使い勝手のいい周波数には対応して欲しいのも事実です。
Galaxyに対抗するためにもAppleはさらに細かい地域対応へと進む可能性があります。その可能性を高めるのがGalaxyの成功です。Galaxyに追撃されるとAppleも本気で地域別の周波数や機能の対応に迫られるはずです。なので僕は使い勝手のいいiPhoneのためにもGalaxyには頑張ってもらいたいと思っています。
もし周波数が日本の独自性に対応すればauの850MHzのLTEやソフトバンクのAXGPにも対応するでしょう。また通信関連の細かい調整もキャリアが主導して実施されるでしょう。これが実現すればiPhoneの日本での使い勝手を大幅に向上させてくれそうです。このような柔軟な対応をAppleも真剣に考える時期が来そうな気がします。