iPhoneが売れてない、ということはなかった

今日のAppleの決算発表で注目されたのがiPhoneの販売台数です。サプライヤの業績下方修正などで販売数低下の懸念が広がっていましたが、前年の水準を上回る販売台数は維持されていたようです。

もちろんこれまでのイケイケ状態ではなくなったかもしれませんが、4Sが主力であった去年の同期間よりも230万台多く販売しています。これは前年比6.6%増となり、それほど悪くないとは思います。しかしiPadが前年比65%増加となった勢いとは対照的なのも確かです。

iPhoneの成長が一段落した要因はやはりiPhoneっぽい製品が市中に溢れているでしょう。徐々にiPhoneっぽい製品の完成度も上がってきています。その商品と価格のバランスがiPhoneと競合するレベルに達してきたのでしょう。一方でタブレットに関しては依然としてAppleの独壇場と言ってよく、その結果が前年比65%増につながっていると思います。

Appleに上手く囲われた例(自分)

スマートフォン市場では既に競合がひしめくようになったため、これからもiPhoneの勢いはそれほど強くならないと思います。その成長力の低下を以て「iPhoneの終焉」などと書くメディアが出てきそうですが…。Appleは新たな成長分野を開拓していくのではないでしょうか。

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