App Storeの値上げも時間の問題か

Appleは7月1日にiPhoneを含む多数の製品の値上げを実施しました。円安が原因の値上げとされますが、App Storeのアプリ価格、アプリ内課金も値上げ実施の水準に達していると見られます。

App Store

120円→150円

Appleは為替レートの変動、消費税率の変更を受けて、時々ですがApp Storeの価格を変更します。現在、アメリカで0.99ドルで販売されているアプリは日本では120円(税込)で販売されているのですが、過去には当時の為替レートなどを反映して115円、100円、85円と設定されていた時期もありました。このApp Storeの価格も昨今の円安を受けて値上げとなる可能性が高そうです。

現在の為替レート(1ドル=135円)の水準が一定期間続けば、AppleはApp Storeのアプリ最低価格を120円から150円へと改定することになるでしょう。これに伴い240円のアプリは300円に、360円のアプリは450円と自動的に値上げされることになります。また近年多くのユーザーが使っているアプリ内での課金も同様に値上げとなります。

app store

アプリの月額料金ゲームのアイテムアプリ内で使えるコインの価格などにも及び、ユーザーだけでなくアプリ開発企業、運営企業の業績にも影響を与えそうです。今回は値上げとなるのでアプリ開発、運営企業としては増収要因にはなるのですが、値上げの分、消費者が有料課金に慎重になることも考えられます。App Storeの価格変更は影響が大きい分、Appleも慎重に進めるのですが、現在の為替水準は値上げ寸前の状態にある可能性が高いです。

更新情報を配信します