Apple、スペシャルイベントでApple Watch SEより安いモデルを発表?

いよいよAppleのスペシャルイベントが近づいてきました。イベントが近づくにつれて多くの情報が漏れ伝わってくるのですが、New York TimesがApple Watchについて興味深い情報を伝えています。

Apple Watch

Series 3は販売終了

Apple Watchは現在、Apple Watch Series 7Apple Watch SEApple Watch Series 3の3モデルが販売されています。Series 7は最新技術を盛り込んだ多機能モデル、SEは機能を抑えたスタンダードモデル、Series 3は最低限の機能を提供する低価格モデルとなっています。ただApple Watch Series 8の発売に合わせてSeries 3の販売は終了します(watchOS 9が対応しません)。このSeries 3の代替機種が同時に発表されるとNew York Timesが伝えています。

Apple Watch

新しいモデルはApple Watch SE(279ドル〜、40,800円〜)の価格設定より低くなると伝えられており、Apple Watch Series 3(199ドル〜、28,800円〜)の設定に近くなると予想されています。発表会ではApple Watch Pro、Apple Watch Series 8、Apple Watch SE、そして新しい低価格Apple Watchが発表されるのでしょう(SEと新しい低価格Apple Watchは統合されるかもしれません)。

若年層での利用を想定

Apple Watchはこれまで健康管理やエクササイズ管理、睡眠追跡、キャッシュレス決済などどちらかと言えば大人向けの機能をその特徴としてきました。またファッション性を高めて大人が身につけるアイテムとしても宣伝してきており、これまであまり子供が使うことを想定していませんでした。ただApple Watchを子供や高齢者がiPhoneなしで使う機能の提供も始めるなど、利用者層拡大を進めてきたのも事実です。

Apple Watch

この利用者層拡大の取り組みが新しい低価格Apple Watchへと繋がったのかもしれません。New York Timesも新しいモデルを子供が使うことを想定したモデルだとして報じています。健康な子供が使うことを考えれば、今のApple Watch SEで省略されている心電図や血中酸素濃度の測定機能は新しいモデルでも不要であり、センサー起動を少なくすることで単独利用の障害となるバッテリーの消費を抑えることもできるでしょう。

私も夏休みに子供だけでサイクリングに行く子供にApple Watchを持たせたことがあったのですが、確かに緊急連絡手段として、そしてトラブルがあった時の現在地把握に役立つと実感しました。今回発表されるApple Watchの価格次第で、子供もApple Watchというのも一般的になっていくのかもしれません。

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