まもなく配信開始 iOS 16の注目機能は

Appleは13日(おそらく午前2時頃)にiOS 16の配信を開始します。iOS 15からどこが変更され、どのように進化するのでしょうか。また注目機能でもリリース当初は使えない機能もあり明日は何を楽しみにすればいいのでしょうか。

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生まれ変わったロック画面

これまでiPhoneのロック画面はカスタマイズしにくく、背景の写真を変更する程度にとどまっていました。それがiOS 16ではまったく新しい方法でロック画面をカスタマイズできると紹介されています。お気に入りの写真を表示したり、フォントスタイルを変えたり。一連のウィジェットを映し出して、一目で情報をチェックできるとされ、ロック画面上で一通りの情報にアクセスできるようになりました。iPhone以外のスマートフォンならずっと前からできたことですが、iOS 16からはiPhoneユーザーもロック画面にこだわる人が出てくるかもしれません。

メッセージの編集

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Apple製品を使うユーザー同士でメッセージのやり取りができるiMessageに送信済みメッセージの編集機能、送信取り消し機能が搭載されます。メッセージを送信してから15分以内なら内容を編集でき、またメッセージ送信から2分以内なら送信の取り消しが可能になります。また受信したメッセージを読み、既読マーク(開封済み)がついた場合でも、対応を後回しにしたい場合は未開封に戻すこともできるようになります。

iMessageはApple製品のユーザー同士でしかメッセージのやり取りができないため、現状では利用頻度はそれほど高くありません。ただ便利になればユーザーも増えるでしょう。iMessageの利用者が増えてくれれば嬉しいです。

写真から、カメラから、ビデオから

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写真内のテキスト、動画に写った電話番号、カメラで写しているウェブサイトのアドレスなど、それぞれを自動で認識してサイトに簡単にアクセスしたり、電話をかけたり、翻訳したりができるようになります。テキスト翻訳はすでにiOSに組み込まれているのですが、写真やスクリーンショットにある文章も簡単に翻訳できるようになれば便利です。またポスターやパンフレットの電話番号やウェブサイトのアドレスなどに簡単にアクセスできるのも便利になるでしょう。使いこなせればかなり便利な機能なのは間違いなさそうです。

服薬管理

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ヘルスケアアプリの機能として服薬管理が追加されます。定期的に飲む薬をちゃんと忘れずに飲めているかを記録できます。この情報は家族などとも共有でき、遠く離れた親や祖父母の服薬管理もできるようになります。機能自体は地味ですが、意義深い機能だと思います。またApple WatchのフィットネスアプリがiPhoneにもやってきます。目標となる消費カロリーを設定して、その進捗を表示してくれます(Apple Watchの赤いリング)。

遅れてくる機能

上記以外にも注目機能はいくつかあるのですが、一部は明日からすぐに使える機能ではありません。例えばスマートホームの統一規格であるMatterへの対応は「年内」と案内されています。またiCloud共有写真ライブラリも「年内に登場」となっており、正式版での公開はもう少し後になります。さらに共同作業アプリ(参加者全員が書き込めるホワイトボードアプリ)も年内登場の予定で開発が進んでおり、すぐに使える状態ではないようです。

なおiOS 16の対応機種は以下の通りです。

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