厚生労働省が提供してきた接触確認アプリCOCOAが機能停止することに伴い、バックグラウンドでのデータ収集等を終了させるためのバージョンの配布が始まりました。
機能停止後は削除可能
接触確認アプリCOCOAをインストールしていれば、新型コロナウイルスの陽性者との接触を確認するためにアプリはiPhoneのバックグラウンドで常に作動していました。厚生労働省が接触確認自体をを終了することに伴い、この機能を停止する必要があるのですが、機能停止にはCOCOA 3.0.0をインストールし、機能停止手続きをする必要があります。
17日から配布が始まったCOCOA 3.0.0は機能停止のためのバージョンとなっているのですが、その前にCOCOAの有効性を検証するための簡単なアンケートに答えることもできます。アンケートの回答も含めて停止手続きは1分もかからずに終わります。終了後は通常のアプリと同様に削除の操作を行ってCOCOAをアンインストールできます。
COCOAは陽性者との接触を多く検知してきた反面、この検知が感染拡大を効果的に防げたかについての結論はまだ意見が分かれています。しかし当初期待されていた通りの成果が上がらなかったのは事実であり、どこが足りなかったのか、どういう場合では有効なのか、など今後の検証次第で新たな知見が得られるのではないでしょうか。その意味ではCOCOAはしっかり成果を残せたと思います。検証に協力する意味でもアンケートへの回答はできるだけしたほうがいいとも思います。