Apple、アプリ価格の設定を変更へ 最低50円から

Appleはアプリ価格、アプリ内課金、サブスクリプション料金の設定を変更すると発表しています。主な変更点は最低価格設定できる価格の増加国別料金の新設となっています。(Apple announces biggest upgrade to App Store pricing, adding 700 new price points

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最低50円から

これまでApp Storeのアプリ販売価格は最低価格を0.99ドルとし、1.99ドル、2.99ドル…と約90段階の価格設定が可能でした。Appleはこれを最低0.29ドルとして細かい設定を含めると約700種類の価格を選べるように改定すると発表しました。ちなみに日本では為替レートと消費税を含めて50円からアプリの販売が可能になります。

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またこれまでは日本でアプリの販売価格を160円(0.99ドル)と設定しても、為替レートの変動で販売価格が上下する可能性がありました。実際Appleは10月に為替レートの変動を受けて日本でのアプリ最低価格を120円から160円に変更しています。今回のアプリ価格設定の変更に合わせて、このような価格の変動が起こらないように開発者が設定できるようにもなります(設定した通貨での価格を一定に保ち、為替レートが変動すれば他地域での価格を変更するシステム)。

アプリ価格設定の変更はまずサブスクリプション契約から開始され、2023年春までにアプリ価格とアプリ内課金にも設定が適用されます。自国通貨中心の価格設定については2023年内に実施されるとされます。私の予想では、2023年内とはいうものの、WWDCでこの制度の開始を発表すると思います。

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