全国の量販店のPOSデータを集計しているBCNが2月の携帯電話販売ランキングを分析した記事を発表しています。記事によると最も売れたのがソフトバンクのiPhone 5、続いてdocomoのXperia Z、その次にauのiPhone 5となっています。
全体の販売シェアではSB iPhone 5が12.1%、Xperia Zが11.3%、au iPhone 5が10.8%とほぼ横並びの状態です(iPhone 5は全容量を合算)。SBとauの販売比率を見てみると53:47とその差が詰まってきている感があります。
SB発表の累計販売数比較 |
iPhone 4Sを販売していた頃の販売比率は6:4となっていたので、iPhone 5の販売をきっかけにauが追い上げつつあるということなのでしょうか。また3月の前半の週間ランキングではauがSBを抑えている状態が続いています。auの勢いは続くのでしょうか。
しかし、記事にもあるように3月は携帯電話の最大の商戦期にあたります。さらに3月でも中旬以降は販売数が非常に伸びる時期になります。そこでのランキングがどうなるか、両社の販売競争という意味で興味深く見ています。
今のところ、両社とも例年通り「学割」や「キャッシュバック」などでの集客がメインです。僕としてはソフトババンクはイーモバイルとの統合でLTEの質向上、auは10MHz幅でのLTEサービス本格実施、などの面で競争して欲しいのです。が、やっぱり即効性のあるキャンペーンが有効なのも事実です。