iPhone 5の売れ行きに関して憶測や分析がだされ、Appleの勢いが弱まっていることが示唆されています。そんな中で最大のライバルであるサムスンの「ギャラクシー」シリーズの最新モデル発表(14日:米国東部標準時)を前にApple側から牽制球が投げられています。
公開されたS4のシルエット |
ニュース記事(Bloomberg)の記事では「シラー副社長はインタビューで、アンドロイド携帯からアイフォーンへの乗り換えが、アイフォーンから競合機種への乗り換えの4倍に達していると指摘。「アップルの製品は革新的なため、購入されている」と述べた。」と書かれています。
自社製品の長所をアピールしつつ、ギャラクシーの出ばなをくじく、そんな意図が透けて見える発言です。Apple側もギャラクシーには相当神経を使っているのでしょう。
過去にサムスンはなりふり構わずAppleの製品を模倣していると言われた時期がありました。アイコンの表示や機種の形まで、様々な部分が酷似していると指摘されることも多かったです。実際に特許侵害が認められるケースも出ています。しかし、それでもiPhoneを標的に絞り続けたことでAppleの最大のライバルの地位を手に入れたようです。
なんともバイタリティ溢れる経営戦略と言わざるを得ないです。