ICT総研が「ビジネスシーンでのスマートフォンつながりやすさ実測調査」を発表しています。調査対象は山手線、大阪環状線、東海道新幹線、東京モノレール、地下鉄、高速道路、高層ビルとなっています。
調査結果の一部 ICT総研発表資料より |
しかし、いままで外で仕事をしてきて、山手線や大阪環状線、地下鉄で仕事をしようと思ったことはありません。新幹線では少し落ち着いて仕事をする時間もありますが、やはり移動中は仕事をするというよりも、メールやスケジュールのチェック程度です。その程度ならそこそこの繋がりで大丈夫でしょう。基本的にこの調査結果で致命的な不利を持った企業はないと考えます。
要するに、結果は各社共に一長一短、って感じです。ただ「ビジネスシーン」というテーマ的に言えば高層ビルでの繋がりの良さってのは重要な気もします。自社なら無線LANがあるのですが、まだ来客用の無線LANを使える会社は少なく、訪問先で自分のPCはiPhone 5からテザリングでMacBookやiPadでネット接続ってケースも十分に考えられます。そこでKDDIとNTTが少しだけ強いのは、両社の法人営業部隊にとっては強みになると思います。
一般利用で一番重要っぽいのは山手線走行中の繋がり具合です。これをみるとソフトバンクがデータ通信で圧倒、巷の評判を覆す結果になっています。ただLTE化では山手線エリアで苦戦していると伝えられるソフトバンク、他社の追撃を振り切れるかどうかが注目です。