前回のiPhone 4Sではじめてソフトバンクとauの2キャリア体制になったiPhoneですが、両キャリアの料金面での競争は収まる気配はありません。
去年のことを思い出してみると、iPhone 4Sの発表を受けて最初にauがプラン発表を行います。その発表を見た上でソフトバンクは現状維持の料金プランを発表します。もしauがソフトバンクと同等の価格を設定しいれば、ソフトバンクはさらに500円値下げしていたのではないかと思います。価格が少しでも安いことの重要性はソフトバンクが一番知っています。一方でauは自身のネットワークに自信を持っていたのでしょう、ソフトバンクよりも高くても勝負できる、と考えた結果だと思います。
僕のau iPhone月額料金 通話1,000円分込みの価格です。 |
しかし今回、auは価格面で攻める必要があると考えます。なにしろLTEの基地局数はソフトバンクに大きく水をあけられています。au側がいくらネットワークの品質の高さに自信を持っていたとしても、利用者は基地局免許数からしかネットワークの質を判断できません。3Gなら周りの評判や自身の体験が活かされますが、LTEの場合は経験で比べようがありません。ソフトバンクの方がLTEのエリアが充実してそうに見えるのは確実なので、auは値段で勝負するしかないはずです。
場合によってはソフトバンクの後にプランを発表して、最初の半年はLTEは無料、くらいの大胆な価格設定をしてもらいたいところです。