今年のお正月は例年とは違いました。昨年から噂されていた通り、Apple Storeでの初売り（Lucky Bagの販売）は行われませんでした。その代わりなのでしょうか、Apple Storeではヘッドフォンの限定モデルの販売や家電量販店でのApple Watchの特価販売が行われました。しかしどれも例年に比べて盛り上がりに欠けたのは事実です。
一方でAppleは中国の春節（旧正月）に合わせてAppleがApple Watchの限定モデルを大々的に販売します。こちらはなんだか景気が良さそうです。日本の初売りの盛り上がりのなさと中国の春節限定モデルは、アジアでのApple製品の販売の中心は確実に日本から中国に移動してしまったことを象徴しています。
中国でどれだけApple製品が売れても、日本のユーザーに直接的な影響は少ないと思います。しかしAppleが行うサービスやプロモーションは確実に中国重視になっていくでしょう。すでにAppleのCMでは頻繁に中国の景色が登場し、Apple Payも日本に先行して中国で始まります。
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| AppleのCMによく登場するようになった中国の風景 |
製品の色についてもゴールドモデルは中国を意識しているとはよく言われます。じわじわ中国の存在感がApple製品に及んでいて、この流れは当面続くでしょう。こうなってしまうと日本のユーザーとしては少し寂しいところでうす。