どうやらApple Musicは来年にもハイレゾ音源に対応するようです(Apple、最大96kHz/24bitのHi-Res Audioストリーミングを開発中?)。Apple Music内の楽曲がハイレゾに対応すれば、対応ヘッドフォンを利用することで既存機種でも高音質で音楽が楽しめます。
さて、そこで気になるのがiPhoneのモバイル通信でハイレゾ音源を楽しんだ場合の通信量です。ハイレゾ音源は4.5Mbpsの情報量であり、3分の楽曲で約100MBの通信量となります。60分のハイレゾ音源のアルバムを聴けば2GBもの通信量になってしまいます。これは国内通信キャリアの現状の通信プランで考えると非現実的です。
当面はハイレゾに対応したApple MusicはWi-Fi環境で楽しむものになりそうです。しかしアメリカの大手通信キャリアであるT-Mobile USはApple Musicで利用する通信量は月間通信量に加算しないサービスを実施しています。こうしたサービスが日本にも上陸すればハイレゾ音源の楽曲をいつでも、どこでも楽しむことができるようになります。
携帯電話の料金プランに関する議論が高まっている今こそ、料金以外で他社との差別化を図る試みがあればいいと思います。その一つに音楽ストリーミングサービスをデータ通信量に加算しないサービスはかなり魅力的だと考えます。