iPad Pro、いよいよ今夜にも予約開始となります。昨日は価格が発表され、セルラーモデルで13.9万円、Wi-Fiモデルでも税込みで10万円を超える価格設定となっています。この価格へのTwitterなどでの反応は「これを買うならノートPCを買う」「MacBook Airが買える」といったものが多かった印象です。
確かに値段は非常に高いです。高い上に、いくらApple Pencilとスマートキーボード(ともに別売り)があったとしても操作性はノートPCに劣るように感じます。僕も昨日、iPadでの文書作成を少し試したのですが、iPadにBluetoothキーボードで文字を入力して文章を書くのは非常にストレスが溜まります。
そのため職業で文章を書いている人や、ブログでガジェットのレビューを書いている人にとってiPad Proは使い難いディバイス(もっと安くてもっと文書作成がやりやすいディバイスがある)と感るのではないでしょうか。こうした人たちがネットメディアやブログで発信していることを考えるとiPad Proへの評価(特にコストパフォーマンス面や操作性)は厳しいものになる気もします。
ただ職業は文筆業だけではありません。AppleのWebサイトでもiPad Proの用途としてイラストや映像関連の作業を強調しています。僕自身詳しくないので、これら分野の玄人がどこまでiPad Proに魅力を感じるかは想像ができないのですが、大画面で高スペックなタブレットを使って、どこでも最低限の作業できることに10万円以上の価値を見出す人も多く出てくるのではないでしょうか。
iPad Proは非常にターゲットが限られそうですが、どのような層に受け入れられ、それがどこまで広がるかは興味があります。