日本時間の午前6時からAppleは2015年4-6月期の決算報告を行っています。この席でティムクックCEOはApple Wathcが多くのユーザーに満足してもらっていること、毎日つけてもらっていること、ようやく需要に供給が追いついたことに言及したものの、その販売数は明らかにしませんでした。
なおAppleのCFOは販売数を公表しないことについて、競合他社に情報を与えたくないとしています。明らかに弱い数字を発表したくないことの言い訳です。
さらにApple Watchの売上は「Other Products」に分類され、それ自体の売上高はわからないようになっています。
この「Other Products」の売上を前年同期と比べると約9億ドル増えています。「Other Products」にはApple TVやiPod、Beats製品、アクセサリなどが含まれていますが、これらは急激に売上を伸ばす分野ではない(どちらかといえば売上減少傾向にある)ので、おそらく10億ドル程度がApple Watchの売上分だったと推測されます。
Appleによる販売価格の平均を550ドルとすると約180万本の販売となり、予想(300万本)よりも大幅に低い数値になります。アナリストはApple Watchの売上は18億ドルと予想していたようで、この発表を受けてAppleの株価は時間外取引で急落しています。6時25分時点で取引終了時(130.75ドル)から7.5%も急落しています。
今回の決算発表は投資家だけでなく、Apple Watchユーザーに取っても少し不満な内容といっていいかもしれません。