Apple Musicの開始まであと2週間を切っています。LINE MUSICでも実感するのですが、聴き放題のストリーミング配信だと、聴ける曲の選択肢が無数に存在し、結局いつも聞く曲を選択することが多くなります。新しい音楽との出会いを目指すなら、やはりキュレーションが重要になってくると思います。
一般的なキュレーション方法は、ユーザーが再生した音楽を自動で分析し、よく似た音楽を再生している他のユーザーが楽しんでいる音楽を、まとめて提案するものです。これは自動でできて比較的精度も高いため、多くのアプリが取り入れている手法です。しかしAppleはここから一歩踏み出そうとしています。
Apple Musicでは音楽のエキスパートが多くのプレイリストを作成(キュレーション)し、ユーザーの音楽再生履歴から適切なプレイリストを「for You」として提案する形になります。人がプレイリストを作ることには大きな意味がありそうです。
さらにAppleは米英豪ではじまるNewsアプリでも同様の人によるキュレーションを実施するようです。Appleは人の介入を重視しているように見えます。確かにAmazonでオススメされるリストを見るよりも、書店で好きな本の隣にあるポップから受ける印象の方が強いです。そこには自動ではできない何かがあるのでしょう。
日本でも大規模にやってもらいたいところです。