予約開始から2ヶ月が経過したiPhone SEですが、いまだに量販店では一部モデルで3月中の予約も捌けていない状態が続いています。ゆっくり入荷はあるようですが、まだまだすぐに手に入る状態ではありません。
ヨドバシカメラではほぼ全モデル品切れ
予約、入荷状況がよく分かるヨドバシカメラのサイトによると、ほぼ全店で全モデル、全カラーで品切れ状態が続いています。入手可能となった人の予約日を見ても、まだ3月中に予約した人でも手に入っていないモデルがあることがわかります。
iPhone SEは予想外の品薄となったのですが、おそらくAppleはこの品薄を本気で解消しようという気はないでしょう。今後、4インチへの需要に対応するため、細々とiPhone SEを販売するとみられ、その初期需要のために生産設備を増強するとは考えにくい状態です。あくまでAppleにとっての主力商品はiPhone 6s/6s Plusであり、秋にも販売されるiPhone 7です。
オンラインストアでも世界的に品薄
この品薄状態は量販店・キャリアショップだけでなくオンラインストアでも同様です。今注文しても出荷まで2-3週という状態です。Apple Storeには一部当日分が入荷することがあるようですが、オンラインストアではずっと「2-3週」の状態が続いています。
品薄状態は日本だけではありません。アメリカのオンラインストアでも同様に2-3weeksとなっており、世界的に品薄なのがわかります。前述した通り、Appleは積極的に品薄を解消するというより、需要が落ち着くのを待っている状態だと思われます。品薄はゆっくりとしか解消していかないでしょう。
iPhone SEの使用感は満足できるレベル
この品薄には理由はあります。4インチiPhoneへの根強い需要のほか、コンパクトながら高性能というバランスが予想以上に優れていたことが影響していそうです。僕も購入から約2ヶ月、ずっとiPhone SEを使っていますが、使用感の良さは他の大画面iPhoneを上回ります。
あえて言えば、画面の小ささの不都合を感じないこともありません。また少し通信速度が遅いと感じることもありますが、それは稀です。iPhone SEの予想外の完成度、これも品薄の大きな原因になっていると考えます。