Appleがホームアシスタント端末を開発している。先週、こんな情報が駆け巡りました。それ以前にあった「Siriを一般アプリにも開放する」との情報とかけ合わさって、一気に期待感が上がりました。しかし、その後の情報は…
Apple TVに搭載?
件の端末はAmazonのEchoに対抗する端末として開発されていて、Appleは「ホームアシスタント機能をApple TVに搭載しようとしている」という情報が出てきて、一気に具体性がなくなってしまいました。「Apple TVがアシスタント端末になるのは不可能じゃないか?」にも書きましたが、今のApple TVのような端末だとAmazon EchoやGoogle Homeのような役割は担えません。
その後、ホームアシスタント端末には顔認識用のカメラが搭載されるなどの情報も出てきました。未発表製品についていろいろな情報が出てくることはよくあることですが、一貫性のない情報が出てくるときは信憑性が低いことが多いです。
今回も重要な情報が逐次的に出てきて、情報が安定しません。流れてくる情報自体が全体としてふわっした印象です。最終的に端末の発売は2017年以降、もしかしたら発売中止になる可能性もあるってところまで後退しています。
まずはSiriのアプリ対応に期待
ホームアシスタント端末の発売には大きな期待が持てない状況になりましたが、当面はSiriの高機能化に期待できそうです。Siriが様々なアプリに接続できれば、専用端末がなくても手元のiPhoneやApple Watchがいい仕事をしてくれるはずです。Siriの機能拡張はおそらく来月のWWDCで発表されます。それがもしかするとiOS 10の目玉になるかもしれません。
ホームアシスタント機能の例は上の動画のように、AmazonやGoogleが示してくれます。これと同じことがiPhoneやiPad、Apple Watchの高機能になったSiriと対応アプリで可能になるでしょう。
またMacにもSiriが搭載されるという噂もあります。Siri対応端末が家中にあることも珍しくはないでしょう。たとえ自分のiPhoneが近くになくても、近くに使用していない家族のiPadやiPhoneがあれば、声を認識して自分の端末のSiriになってくれれば便利です。全ての部屋や台所などに専用端末がなくても済みます。持ち運びも簡単です。専用端末ではなく、同じWi-Fi内にある端末が連動しあってSiriを活用できるようになると妄想しています。
次世代Apple TVにも期待
今回の噂はもしかしたら次世代Apple TVの開発途中で出てきたものかもしれません。高機能なSiriを搭載し、Facetimeカメラを載せた新しいApple TVが開発中であるとすれば、こういう噂につながった可能性はあります。
僕としてはFacetimeカメラが搭載されたApple TVには期待します。リビングの大画面で大勢でFacetimeを使えれば、友達や親戚で集まった時、遠くにいる友人や親戚と大勢でFacetimeが可能です。ついでに記念撮影でもできればさらにいいかもしれません。次世代Apple TVが開発中であるとすれば、それにも期待です。