Apple Watchにはベルトの取り付け部分にカバーで覆われた端子が付いています。Apple Storeでの診断用端子と言われていますが、どうやら充電もできるようです。この端子の存在がApple Watchのポテンシャルを高め、将来的な発展性を示唆します。
この端子があるため、単純にバッテリー搭載バンドの装着が可能になります。もちろんAppleの正式サポートが必要ですが、理論的に可能であることは重要です。現在ワークアウトでApple Watchを利用すれば6.5時間でバッテリー残量がなくなるとされています。しかしバッテリー搭載バンドがあればウルトラマラソンやアイアンマンレース(耐水性の関係で不可能か。。。)、長距離の山岳マラソン、マウンテンバイク長距離レースなどでも活用できるようになります。可能性はかなり広がります。
さらに診断用のポートであるため、ある程度のデータのやり取りも可能と考えられます。それならGPS搭載バンドも可能なはずです。現在はiPhoneのGPSで位置情報を取得していますが、GPSバンドがあればApple Watch単独で位置情報の取得可能がなります。これもApple Watchの可能性を広げるはずです。
また日本のユーザーとしては「おサイフケータイ」対応バンドが出るのにも期待したいところです。Apple Payの日本での対応は気配すらありません。なのでおサイフケータイ対応バンドの登場が決済サービス利用の唯一の望みといっても過言ではありません。微弱な電流が端子から供給されれば、Apple Watchのバンド内に回路を収めることも可能になるかもしれません。
あと面白いと思うのが、ファッションブランドがオリジナルのバンドを販売した場合、そのバンドを装着している時だけApple Watchでオリジナルの盤面デザインが使える機能です。端子で認証データのやり取りができれば可能なはずです。多くのブランドがバンドと盤面をオリジナルデザインで組み合わせるのにも期待します。
あの隠れた端子一つでApple Watchの夢は広がります。