iPhoneと言えばソフトバンクって時代は終わったのか?

iPhone=ソフトバンク、思い返せば数年前まで当たり前でした。しかしau、ドコモが相次いでiPhone販売に参入して徐々にソフトバンクはiPhone販売のシェアを落としています。とはいえ、これまで販売ランキングでは常にソフトバンクのiPhoneがauやドコモを抑えてトップを確保しており、iPhone=ソフトバンクのイメージをかろうじて保ってきました。

しかしその状況に異変が生じているようです。2015年2月の販売ランキング(BCN調べ)ではauのiPhone 6 64GBモデルがトップ、ソフトバンクのiPhone 6 64GBが2位となりました。これまでもauのiPhoneが月間でトップになったことはありましたが、新モデル発売前の需要が落ち込んでいる時期にトップを取るくらいでした。しかし2月は比較的携帯電話需要の多い時期であり、この時期にauがトップを取っていることは販売状況がこれまでと異なってきたことを示唆します。

そして国内の携帯電話販売の最盛期となる3月もこの傾向が続き、第2週のランキングではauのiPhone 6 16BGと64GBが1位、2位を占めています。ソフトバンクも3位、4位につけているのですが、やはり少し勢いに陰りが見えているようです。

ソフトバンクはiPhoneを最大の武器にして成長してきたものの、iPhone 5s/5c発売頃から孫社長のiPhoneへの情熱が冷めてしまった印象でした。その情熱の冷め方に比例して販売ランキングも低下してしまったのかもしれません。

ちなみにiPhone 6/6 Plus発売日の孫社長のツイート。

今日はiPhone 6の発売。 画面が大きくなって薄くなって写真も綺麗。 ちなみに、私は数時間後にアリババがNY証券市場で上場するので、今NYに来ています。
— 孫正義 (@masason) 2014, 9月 19

これはもう社長自身がiPhoneへの興味を失った感じが出ています。

iPhone 5の時は

明日21日の朝は、いよいよiPhone 5の発売。 発売イベントをSB銀座店で行います。 予約済みの方は是非どうぞ。私も参加して皆様を歓迎します。
— 孫正義 (@masason) 2012, 9月 19

これをみても社長の情熱がどこに向いているかがわかります。ソフトバンクはiPhoneという他社を圧倒する武器を失い、かといって低価格競争をするわけでもなく、一体どこへと向かうのでしょうか。

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