9月7日（日本時間8日未明）に発表を控えたiPhone 7/7 Plusですが、そろそろ日本でのSIMフリー版の販売価格が決定されてもおかしくない時期になったと思われます。価格決定に大きな影響を与える為替市場も変動が大きくなるイベントを乗り越え、予約開始日（9日？）までに急激に変動する可能性は低くなったと思われます。
金曜日の終値は1ドル＝104円
米国の雇用統計の発表を受けて、多少大きめに上下した為替相場ですが、金曜日は最終的に1ドル＝104円近辺で取引を終えています。おそらくこの為替水準でiPhone 7/7 Plusの日本での販売価格が決定されると考えられます。
円相場とAppleの換算レート推移
上のグラフにあるように、Appleは円相場をそのままiPhoneの価格に反映させません。おそらく他の国での販売価格の差を考慮して、ドル円相場に10円ほど上乗せした換算レートを用いてiPhoneの価格を決定します。それに従えば、米国のドル建ての販売価格に「115」をかけた数字が、日本での円建てのSIMフリー版iPhoneの販売価格になります。
iPhone 7/7 Plusに値下げの噂
一方、iPhone 7/7 Plusはドル建てで100ドルの値下げの噂がありました。しかし値下げを実行すると旧モデルとして販売されるiPhone 6s/6s Pluや4インチモデルのiPhone SEの価格も見直す必要が出てきて、現実的ではありません。また100ドルの値下げはAppleの業績を直撃します。そう簡単に値下げできるものではないでしょう。
噂はストレージ容量のラインナップの変更による実質的な値下げが、全体の値下げとして出てきたのでしょう。現に、iPhone 7/7 Plusの128GBモデルは256GBモデルの登場により、Phone6s/6s Plusに比べて100ドル値下げになると考えられます。
iPhone 7/7 Plusの販売価格を予想
【予想】
iPhone 7 32GB → 649ドル → 74,800円
iPhone 7 128GB → 749ドル → 858,00円
iPhone 7 256GB → 849ドル → 97,800円
iPhone 7 Plus 32GB → 749ドル → 858,00円
iPhone 7 Plus 128GB → 849ドル → 97,800円
iPhone 7 Plus 256GB → 949ドル → 109,800円
*価格はすべて税別
あくまで現時点での予想ですが、iPhone 7/7 Plusの販売価格はiPhone 6s/6s Plusの現在の販売価格より、4,000円くらい下がりそうです（発売時の価格に比べれば1万円の値下げ）。円高で少しは買いやすくなるかもしれませんが、やはり高額です。なおキャリア版のiPhone 7/7 Plusもこの価格を基にして、それぞれのキャリアが販売価格を設定するのではないでしょうか。