孫社長の退任(会長就任)はソフトバンクモバイルにとってプラス

今日、突然発表されたソフトバンクグループの再編ですが、企業合併(ソフトバンクモバイルへの吸収)だけでなく社長人事も発表されました。それによればソフトバンクモバイルの代表取締役社長には宮内謙氏が就任し、社長であった孫社長は代表取締役会長となります。この人事はソフトバンクモバイルにとってプラスになると考えます。

孫社長は既に日本での事業で表に出てくることは少なくなりました。一時期のようにTwitterでユーザーの要望を直接受け付けて、営業戦略に反映させるような手法も無くなりました。iPhone 5のテザリング開始についてのTwitter上でのやり取りは、auユーザーの僕も見ていて面白かったのですが、そうした面白さはもうなくなっています。

グループの成長が国内事業から、米国や中国、インド、東南アジアでの事業へと移っていく中で、孫社長はそちらに注力しているのでしょう。この流れで言えばソフトバンクモバイルの社長退任という選択肢は悪くないと思います。もっと頻繁に表に出られる人(国内事業に集中できる人)が社長になるべきです。

この人事をきっかけに少しずつソフトバンク(特にソフトバンクモバイル)では孫社長以外に権限が委譲されていくのではないでしょうか。孫社長のカラーが強い(強すぎる)ソフトバンクには少し食傷気味なので、宮内カラーのソフトバンクがどんなものになっていくのかに注目しています。

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