今日ソフトバンクグループの再編が発表されました。国内の通信事業を行う4社(ソフトバンクテレコム、ソフトバンクモバイル(←存続企業)、ソフトバンクBB、ワイモバイル)が合併するそうです。この合併でワイモバイルは消滅します。もともとワイモバイル(旧イー・アクセス)はソフトバンクグループがイー・アクセスの1.7GHz帯の電波を独占的に使うための買収であり、筋のいい企業買収ではありませんでした。
ソフトバンクモバイルの社長から退く孫社長 |
その後ヤフーとの資本提携の発表と取り消しでゴタゴタしましたが、後付けとはいえヤフーとの提携も発表されたことで少しだけ期待していました。しかし結局、ワイモバイルとヤフーは何の成果も出せずに発足から1年も経たずに市場から姿を消すことになります。
全く魅力を感じなかった提携サービス |
インターネット企業と携帯通信企業の相性はかなりいいのにもったいなかったです。中途半端な提携サービスしか発表されなかったので最初からそれほどやる気がなかったのかもしれませんが、せっかく提携したんだから本気でやればよかったのにとは思います。
しかしワイモバイルの遺志はGoogleがMVNOとして引き継いでくれるはずです。Googleは言わずと知れた世界最大のインターネット企業です。そのGoogleが、ヤフーとワイモバイルがやるべきだった事業を実現してくれるはずです。もしかしたらAppleもAmazonもGoogleに続くかもしれません。こちらには期待しています。