昨日到着したiPhone SEをiPhone 6sと比べながらいじりました。発売前から性能はほとんど変わらないとされていましたが、実際に使ってみた印象として、その性能の違いを実感することはありません。
touch IDの性能差は意外
iPhone SEでは第一世代、iPhone 6sでは第二世代のtouch IDが搭載され、反応速度に差が出るんじゃないかなと不安でした。しかし結果は大差なし。使っていく上でストレスがたまるようなことはなさそうです(iPhone SEとiPhone 6sでtouch IDの反応速度を比較/検証)。
touch IDは毎日、毎日、何回も使う機能です。ここでいちいちもたついていたらiPhone SEの印象は悪くなると思います。しかし実際はそんなことはなく、これには安心しました。
通信速度は遅い
またiPhone SEでは通信速度が下り最大150Mbpsとなり、iPhone 6sの半分です。このスペックダウンも気になっていて、真っ先に試しました(iPhone SEとiPhone 6s、auのSIMでの通信速度比較)。結果、やはり遅くなっていました。
WiMAX2+を使った時のiPhone SEの通信速度 |
ただスマートフォンとしての最低限の速度は、はるかに上回っていると思われます。iPhone 6sでスピードテストした場合、100Mbpsを超える通信速度も珍しくないのですが、この速度を必要とするスマートフォン向けのサービスは現時点ではありません。iPhone SEの通信速度は必要十分と言えます。
バッテリー容量もiPhone 6sと大差なし
iPhone 6sの最大の不満点はバッテリー持続時間の短さです。6sでは大きなディスプレイで電力を消費し、また3D Touchの搭載でバッテリー搭載場所が狭くなりました。バッテリー持続時間に関してユーザーからも評判が悪かったのか、Appleはバッテリー内蔵ケースを出して対応しています。
一方でiPhone SEは小さな本体にもかかわらず設計容量で1,600mAhの容量を持ちます。これはiPone6sの1,690mAhと大きくは違いません(iPhone SEのバッテリー容量は1,600mAh、6sの1,690mAhと大差なし)。画面が小さくなった分、消費電力も少なくなるはずで、バッテリー持続時間はiPone6sに比べて飛躍的に伸びるはずです。
今日一日iPhone SEを使っていましたが、確かにバッテリーは長持ちする印象です。
軽さ、持ちやすさはSEの圧勝
iPhone SE最大の特徴は軽さと小ささです。これはiPhone 6sが逆立ちしても敵うものではありません。画面がコンパクトなので端まで指が届くのもいいです。
しかし今の時代、画面が小さければ不都合なこともあります。Twitterアプリなどで広告が表示されると、それで表示範囲がいっぱいになります(久しぶりの4インチのディスプレイ、こういうところは不便)。今はスマートフォンの大画面化に伴って、広告が大きくなっています。その時代に4インチディスプレイは少し不便かもしれません。
いろいろ比べた結果、iPhone SEの完成度は高いというのが僕の第一印象です。