iWatchなるものへの疑問

9月9日、AppleのスペシャルイベントでiPhone 6と同時に発表されると情報が駆け巡っているiWatchですが、やはりその存在には大きな疑問があります。違和感といってもいいかもしれません。

iWatchの噂は2年くらい前からずっと囁かれています。長い潜伏期間を経てようやく日の目を見そうな雰囲気ですが、「時計」という位置付けはAppleにとって無理筋だと思っています。時計は服飾品であり、日々の服装に合う、合わないがあります。また個人の好みの差も大きく、男性用、女性用とデザインは大きく異なります。

その世界にAppleが飛び込むのでしょうか。もしiWatchを販売したとしても、そのデザインを受け入れられる人にしか普及しないでしょう。

サムスンの時計型端末

仮にサムスンのウェアラブルディバイスのようなデザインだとすれば、一定の年齢層の特定の好みを持った人がターゲットとなるでしょう。カジュアルな服装には合いそうですが、スーツと合わせるのは至難の技かもしれません。女性が着用するとなると、さらにハードルは上がりそうです。

Appleは問題を解決できるだけの独創的なデザインを提案してくる可能性はあります。しかしそれでも時計は服飾品です。多くの人に一つのデザインで提供できるものではありません。

これがiWatchに対する違和感というか疑問です。この問題をクリアするため、Appleはエクササイズ、スポーツシーンに用途を限定したiBand的なものを出してくると予想します。これなら9月9日のiPhone 6とHearthアプリの発表に色を添えることもできます。可能性は大いにあると思っています。

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