いよいよ今晩に迫ったAppleのスペシャルイベント、日本のユーザーとして最も関心のあるのがiPhone 7/7 PlusへのFeliCa対応チップの搭載です。iPhone 7へのFeliCa搭載は先月にかなり確度の高い情報として伝えられたのですが、発表直前の今になっても情報は錯綜しています。
メディア、ジャーナリストによって異なる見解
最初にiPhone 7へのFeliCa搭載を報じたのは携帯電話業界に精通し、Appleのイベントにも毎回参加するジャーナリストの石川氏でした。石川氏はFeliCa搭載を誰もが予想していなかった段階でスクープ(日本経済新聞)し、続いて業界関係のジャーナリストも情報を確認したことで「FeliCa対応」の信頼性は高いと考えられます。
しかし今日になって、iPhone 7にはFeliCaは搭載されないという記事「いよいよ新型iPhone発表!? “おサイフケータイ”化の現実味は(RBB TODAY)」、搭載は否定しないがおサイフケータイは来年からという記事「アップル「iPhone」のフェリカ対応、来年から 日本でのスマホ決済(日本経済新聞)」が出ています。
記事によってiPhoneがどのようにFeliCaに対応していくか、評価が分かれています。
すぐに使えるようにはならない?
確かに、ブルームバーグの報道でも事業者との交渉が長引けばサービス開始は2017年にずれ込むとなっていました。iPhone 7/7 Plusの発売日からモバイルSuiCaが使えるようにはならないのかもしれません。ただ「来年から」となるのは鉄道の改札通過であるとの情報もあります。もしサービスインが遅れるならユーザーとしては待つしかないのですが、できるだけ早く実現して欲しいと思っています。
更に言えば、同じくiPhoneに搭載されたNFCチップを用いたApple Payとの関連性も不明です。日本でのApple PayがFeliCaで実施されるのか、クレジットカードやデビットカードと紐付けたApple Payはあくまで別にサービスインするのか、関連記事を読んでも詳しく書かれておらず、よくわかりません。
とにかくスペシャルイベントまであとわずか、ここでFeliCa搭載・非搭載を含めて不明だった情報が明らかになるのは確定的です。FeliCa関連の発表は、今日のスペシャルイベントで一番の注目ポイントになっています。