Wall Street Journalは遅れているAppleのAirPods発売がホリデーシーズン以降になるようだと報じています(TECHApple’s Mysterious AirPods Delay Marks Rare Misstep)。10月下旬の発売予定から何らかの問題で延期されているのですが、その何らかの問題がまだ解決していないとしています。
数週間以内に出荷が始まるはずだったが
11月末、クック氏が「AirPodsは数週間以内に出荷が始まる」と顧客にメールを出したとニュースになりました。「数週間」という表現から年内には出荷が始まるとの期待が高まっていただけでに、今回のWSJの報道はその期待を裏切る形になります。
確かに年明けに発売になったとしても「数週間」という表現に間違いはありません。それでも多くの人はAppleからのクリスマスプレゼントとしてのAirPodsを期待していたようです。僕もその一人です。
解決すべき問題は複数あるようだ
AirPodsの発売が遅れている原因は公にはされていませんが、事情通の話として左右のイヤホンが独立して信号を受け取り、その信号を同期させることに手こずっていると伝えています。また片方のイヤホンのバッテリーが切れた時、どのような挙動となるかも解決しなければいけない問題としています。
これに加えて周囲の雑音を排除してユーザーの声を拾うマイクも難しい技術と言われています。さらに屋外でのワイヤレスイヤホンの安定した運用にも苦しんでいるのではないかと推測されています。
AirPodsが革新的な製品であるの確かです。しかし革新的であるがゆえに技術的に難しい問題を抱えているのでしょう。発売を遅らせて完成度を高めるのは大いに結構なのですが、Appleは発売時期を明確にすべきではあると思います。