昨日の記事で「2016年、Appleの残念だった点は…?」を書きましたが、今日は良かった点をピックアップしていきます。Apple関連では色々ありましたが、やっぱり良かった点を書いた方が楽しいです。
良かった第5位「iPhone SE発売」
iPhone 6からiPhoneは4.7インチ、5.5インチの2モデル体制になりました。しかし4インチに慣れ親しんだ人も多く、片手で操作できる便利さにこだわっている人も多くいます。そうした人を切る捨てることなく、ほぼ最新モデルと同等のスペック(通信速度は少し遅く、3D Touchは搭載されていません)でiPhone SEがリリースされたのはユーザーとしては嬉しかったです。
僕はiPhone 6sから乗り換えてiPhone SEを購入したのですが、やっぱり軽くて扱いやすかったです。iPhone 6sで困っていたバッテリー持続時間もSEでは満足できるレベルになっていてiPhone 7 Plusを購入するまでの半年間でしたが便利に使いました。今後も1年ごと、2年ごとくらいのペースで4インチiPhoneを投入してくれることを期待します。
良かった第4位「Apple Watchの進化」
Apple Watchは昨年の発売から徐々にではありますが進化を続けています。その進化のスピードが2016年は加速しています。watchOS3を搭載したApple WatchはMacBookのロック解除に使えるようになり、かなり便利になりました。またApple Watch Series2ではFeliCaチップを搭載したことでApple Payが使えるようになっています。それ以外にもSeires2ではGPSを搭載しているため、単独で精度の高いワークアウトの記録が可能になりました。
また対応アプリも広がりつつあります。12月には大ヒットアプリ「ポケモンGO」がApple Watchに対応しました。Apple Watch側でアプリを起動しておくだけで歩数がカウントされ、運動が記録され消費カロリーを計算してくれます。ポケモンGOがApple Watchと組み合わさってワークアウトアプリとなったのは興味深いものでした。
2017年もApple Watchの進化は続くと期待しています。
良かった第3位「ティム・クック氏来日」
2016年10月、Appleのティム・クックCEOは突然日本を訪問しました。京都の任天堂本社の訪問を皮切りに、JR新宿駅、Apple 表参道、首相官邸、埼玉にあるサプライヤーの工場、Apple 仙台を足早に駆け抜けて帰国の途につきました。ちょうどApple Payの日本でのサービス直前というタイミングでもあり、そのプロモーションを兼ねた訪問だったと考えられます。
中国市場が急成長するのとは対照的に、日本の消費市場は好調とは言いがたい状況が続いています。Appleもその経済環境を受けて中国市場への注力を続けていますが、クック氏の訪問でAppleにとって日本市場も依然として重要であることが再確認されました。2017年には横浜にAppleの研究所が立ち上がります。それを含めて日本でのAppleの活動が新たな段階に入ることを期待します。
ちなみに僕もApple 表参道でクック氏と握手しました。この出来事は個人的には2016年で最も印象に残った場面の一つです。
良かった第2位「AirPods発売」
10月下旬の発売が延期され、ようやく12月14日からAirPodsの販売(注文受付)が始まりました。店頭では19日から販売が始まったのですが、すでにどの店舗でも品切れ、Apple Online Storeでは6週待ちの状態が続いています。これだけ人気になるのにはやっぱり理由があり、完全ワイヤレスでありながらバッテリー持続時間も十分、Apple製品とのペアリングはほとんど設定不要などの点で評価が高くなっています。
また音質もそれほど悪くない、期待以上、というレビューが多くなっています。この点は個人の主観の部分が大きいので好みの問題とも言えそうですが、それも多くの人が満足できるレベルには達しているようです。僕もこのイヤホンを高く評価しています。Apple Watchと同様にAppleのウェアラブルディバイスの一つになる可能性を秘めていると思います。
良かった第1位「Apple Pay 日本上陸」
2016年で一番のニュース(僕にとって)は日本でのApple Pay開始でした。当初、海外と同じ仕様でサービスが始まると考えていたのでNFC-A/B対応する決済端末の普及に注目していたのですが、Suica(NFC-F)との提携という離れ業で一気に利用場所を確保して日本でのサービスインを迎えました。結果として日本でのApple Payは海外に類を見ないほどの利便性を確保していると言っていいでしょう。
Apple Payが利用できるのは小売店、飲食店はもちろん、鉄道、地下鉄の改札通過、バスや路面電車の料金支払いなど多岐に渡ります。それ以外にも使える場面は多くあり、全てはSuicaとの提供の恩恵と言えます。今後、Suicaの機能や利用シーンが拡大すれば、それと同時にApple Payも進化することになります。僕としては日本独自にApple Payが進化して欲しいと思っており、2016年はその第一歩の年になったと思います。