Appleは今夜（日本時間23日午前2時から）、完全オンライン開催となったWWDCの基調講演を配信します。例年ならすでに前夜祭のようなお祭りムードになっているのですが、今年はオンライン開催となっていることもあり静かに本番を迎えようとしています。しかし例年通り、発表内容についての憶測は飛び交っています。
ハードウェアの発表は延期？
Apple関連の未発表情報をリークする複数の情報源が今夜のWWDCの基調講演について「ハードウェアの発表はナシ」と発言しています。そもそもWWDCは開発者向けのイベントであることからiOSやmacOSなどのソフトウェアや開発プラットフォームに関する発表が中心となるのですが、時に新製品の発表の場としても使われることが多く、世界中のAppleファンが新製品の発表に期待しています。
しかし今年は新型コロナウイルスの蔓延の影響で部品供給網や組み立て工場などが新製品を供給するための万全の体制とはなっていません。Appleはこうした状況を踏まえて新製品の発表を見送った可能性があると指摘されています。ちなみに発表が期待された新製品は再設計された「iMac」、紛失防止タグ「AirTag」、ヘッドフォン型の「AirPods Studio」、新しい「Apple TV」などでした。
個人的にはHomePodの小型、低価格モデルがもしかしたら発表されるのではないかと期待していたのですが、新しいハードウェアの発表がないなら、当然ながらこの発表もないでしょう。今夜は素直にiOS 14などのソフトウェアの新機能がどんな未来を見せてくれるのか、そこに期待したいと思っています。