ソフトバンク、新料金プラン移行への苦悩

なんだか週刊誌の見出しのようなタイトルですが、ソフトバンクは新料金プランへの移行で旧プランとの整合性確保に苦心しているように見えます。ソフトバンクでは旧プラン(現行プラン)に様々なキャンペーンを併用して、より安く便利に使えるようにしているだけでなく、複数契約を確保することで純増数を確保してきました。また複数の契約を結ぶことで、2年以内の解約で違約金が多く発生するようにして、解約を防ぐ目的もあったとされます。

これらの結果としてソフトバンクの契約体系は複雑怪奇な状態です。自分の契約にどのような制限があり、どのような利益、不利益が生じるかを完全に把握できている人は少ないのではないでしょうか。他のキャリアでも多かれ少なかれ、キャンペーンで特典を付加するケースはありますが、ソフトバンクは積極的にキャンペーンを利用している印象です。

ただでさえ複雑なソフトバンクのキャンペーン適用条件が新料金プラン契約で大幅に変わります。新プランを契約することで特典がなくなってしまうケースもあり、プランを検討する際には慎重に情報を精査する必要です。例えばiPhoneとiPadで月間7GBずつ(9月以降はiPhone 7GB、iPad2GB)使える「タブレットセット割」でもiPhoneを新料金プランとすることでキャンペーンが適用条件が変わります(実質的に値上げになりそうです)。

料金体系をわかりやすくするための新料金プランだったはずですが、旧プランとキャンペーン特典の有無で本当にわかりにくくなっています。情報も錯綜しており、ソフトバンク側も混乱しているっぽいです。

さらにauの出方次第ではプランの再改訂、追加キャンペーンの実施なども考えられ、ソフトバンクの混乱はまだ続きそうです。

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