「au HOME」は面白そうだけど、Google やAppleと勝負できるか?

auは2017年の夏から「au HOME」としてホームオートメーションサービスをauひかりユーザーを対象に提供します。すでにAppleがHomeKit対応製品を国内で販売していますが、今日発表されたau HOMEの方が実用的な機器が揃っている(揃える予定の)印象です。しかしまだ始まっていないサービスですが、不安も見え隠れします

auhome

auひかりユーザーに月額490円で提供

au HOMEを利用するには機器を買い揃えるだけでなく、auひかりのインターネット回線を利用し、さらに追加で月額490円を支払う必要があります。その上で機器を買い揃え、au HOMEサービスを利用しなければいけません。AppleのHomeKit対応製品には月額料金は基本的に不要であり、au HOMEなぜ月額制を採用したのかは疑問です。

au home

ただau HOMEで使える機器はHomeKit対応製品よりも便利そうなものが多くあります。au HOME対応製品として秋以降に販売されるスマートプラグ赤外線リモコンはHomeKit対応の製品を国内で購入することはできません。せめてHomeKit対応のスマートプラグだけでも販売して欲しいのですが、国内市場への参入ハードルが高いようでなかなか販売されません。

au home 機器

このスマートプラグはほとんどの家電製品につなぐことができるため、au HOMEは使いこなすとある程度使い勝手のいいサービスにはなりそうです。しかし、便利そうな製品のリリースが今後も続くかどうかが不明です。au HOMEはauひかり追加料金を支払うユーザーだけが対象であり、世界全体でプラットフォーム普及を目指すAppleやGoogle、Amazonとは戦う土俵自体が違いそうです。間もなくGoogle HomeもAmazon Echoも日本に上陸してきます。その競争にau HOMEは耐えられるのでしょうか。(上記画像は全てau HOMEサイトより)

他のプラットフォームでも使いたい

auはもちろん、当初は独自サービスとして展開していくのでしょう。しかしユーザーがそれほど集まらず早晩、行き詰まると予想します。行き詰まった時に、サービスを中止するのか、それとも独自サービス路線を改めるのか。どちらなのかはわかりませんが、そう遠くない将来、auはその選択を迫られるでしょう

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それなら最初からHomeKit対応し、またGoogle AssistantAmazon Alexaでも使えるようにしてもらいたいです。月額490円はメンテナンスサポートサービスの料金として、必要な人から徴収し、au HOMEブランドで日本人の生活にマッチしたホームオートメーション機器を多数販売して欲しいと思います。

ホームオートメーションはかなり便利です。ただ最初はとっつきにくく、サポートが必要な人もいるでしょう。月額490円でサポートを受けたいという人は少なくないはずです。

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