ドコモが新料金プランの事前予約状況を発表しています(6月スタートのドコモ新料金プラン、事前予約は120万件突破)。これによると15日から24日までの10日間で100万契約を突破し、25日時点では120万契約を突破としています。このペースで予約が進むと5月いっぱい受け付けられる事前予約だけで200万契約くらいになるのではないでしょうか。
この契約数は好調といっていいでしょう。事前予約ということは能動的に新プランを選択した人だけで150万契約まで伸びたということです。新プランの恩恵にあずかる人が相当数いるということを示してます。この好調ぶりは他社の新プランの設計にも影響しそうです。
ソフトバンクは「ドコモと同等、もしくは違った角度」で新プランを提供しようと考えているようです。この好調な事前予約を目の当たりにすれば、ソフトバンクがドコモと同等のプランを提案してくる可能性は大いに考えられます。またauも新プランに関しては様子見とされていますが、長期契約者向けの割引や完全定額制の導入は重要度が増した感じです。auが次期iPhone発売、VoLTE開始などのイベントに合わせてインパクトのある発表をしようという戦術は修正されるかもしれません。
利用者としてはキャリアごとに特色のあるプランを提示して欲しいのですが、基本的に料金プランでは「他社と同じ」を選択するのが、通信キャリアにとって最善手になります。皮肉な話ですが、ドコモの新プラン好調を受けて、新料金プラン競争はその最善手の打ち合いで終わってしまう可能性も出てきました。