au CA非対応LTE150Mbpsエリアも倍増

先日auはLTEで下り最大150Mbpsとなるエリアを5月8日時点のものに更新しました。その中で注目されていたのがCA(キャリアアグリゲーション)対応の基地局が565ヵ所あったことですが、それ以外にもCAを使わなくても150Mbpsとなるエリアが倍増していることも注目すべき点となっています。

3月末時点で約600であったCA非対応150Mbpsエリアは5月8日時点で1299ヵ所にまで増えていて、エリアは着実に、さらに急ピッチに拡大しています。京都市や倉敷市、尾道市、鹿児島市、神戸市など比較的大きな「市」の郊外エリアでも150Mbpsエリアが確認できます。

関西地方の150Mbpsエリア

auではCAを使って下り最大150Mbpsを実現すると同時に2.1GHz帯全てをLTEに転用して下り最大150Mbpsとする作業も続けています。その目標が年度末2万局(CA対応+CA非対応の合計)であり、そうなれば今、auの2.1GHz帯でLTEが受信できている地域はほぼ100Mbps以上のエリアとなるはずです。

実際にはスピードがそれほど速くなるというよりも、混雑していても安定的な通信が可能になる効果が大きそうで、150Mbpsという数字にそれほど意味はないかもしれません。しかし数十Mpsレベルの高速通信が安定的に利用できるメリットは非常に大きく、auの競争力の一要素となっていくことは間違いないでしょう。

なおiPhoneでは現行機種ではCAは利用できず、また150Mbpsエリアでも下り最大100Mbpsに制限されています。せっかくの高速化なのになんだか損をした気分です。せっかくなのでiPhone 6では150Mbps、CA対応として欲しいです。

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