iPhone販売ランキングに異変 ソフトバンクのiPhoneがランクダウン

量販店などの販売を集計したランキングは複数ありますが、代表的なBCNランキングとGfKランキングのゴールデンウィーク分(4月28日〜5月4日)が出揃いました。

BCN
1位 Xperia Z1 SOL23
2位 iPhone 5s 16GB(au)
3位 iPhone 5s 16GB(ソフトバンク)
4位 Xperia Z1 f SO-02F
5位 iPhone 5s 32GB(au)
6位 GRATINA KYY06
7位 iPhone 5s 32GB(ソフトバンク)
8位 iPhone 5s 16GB(ドコモ)
9位 AQUOS PHONE ZETA SH-01F
10位 iPhone 5s 32GB(ドコモ)

GfK
1位 Xperia Z1 SOL23
2位 AQUOS PHONE ZETA SH-01F
3位 iPhone 5s 16GB(au)
4位 Xperia Z1 f SO-02F
5位 iPhone 5s 16GB(ドコモ)
6位 iPhone 5s 16GB(ソフトバンク)
7位 iPhone 5s 32GB(ドコモ)
8位 iPhone 5s 32GB(au)
9位 ARROWS NX F-01F
10位 iPhone 5s 32GB(ソフトバンク)

これまでのようにiPhoneが1位から6位までを占めるランキングではなくなっているのは既報の通りです。キャッシュバック競争が鎮静したことも一部で影響しているっぽいです。しかしそれよりも気になるのがiPhoneのキャリア別の競争です。

これまでソフトバンクのiPhoneはドコモ、auを抑えて常に上位に位置していました。しかし先週のランキングは大幅ダウン、BCNでは16GBが3位、32GBが7位となり、またGfKでも16GBが6位、32GBが10位と特に振るいません。両社でランキングが異なるのは、集計対象店舗が異なるためですが、それでも「ソフトバンクの好調さに陰り」とも見えます。

この週の動きだけでソフトバンクのiPhone販売に異変が、とするのは早計ですが、こうした傾向が続くようなら、3社の競争関係に何らかの変化が起こってきているのかもしれません。契約数の月次公開がなくなったことも、過剰な競争(多額のキャッシュバックや特典付加)を抑制している可能性もあり、その影響がこれまでの環境を変え、ランキングを変えたのかもしれません。

スマートフォン全体の販売がかなり低調になっているデータもあり、通信キャリアの販売戦略が変わっているのかもしれません。

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