HomePodに関する情報が漏れてきています。開発者向けに公開されているiOS 11.2.5のHomeアプリ内にHomePodがHomeKit対応製品と連携するようなアイコンが発見されたと報告されています。(iOS 11.2.5 Home app icons suggest HomePod will support HomeKit scenes for muting Siri, more)
HomeKitとの連携は面白い
HomePodがHomeKit対応製品との連携でシーンを構成し、またオートメーションを構成できるようになれば利用範囲、可能性は大きく広がりそうです。例えば、朝、リビングのHomeKit対応の照明をつけたときにHomePodがその日のニュースを読み上げるように連携させたり、HomePodからクラシック音楽を流すときは暗めの照明に設定するなんんて使い方もできそうです。
またシーンの設定にHomePodを組み込むことで、ワンタップでHomePodからの音楽再生と部屋の照明などをコントロールできるようようになります。日本では現時点でHomeKit対応の家電製品がまだ少ないのであまり活用できないかもしれませんが、音楽と絡めた使い方には可能性の広がりを感じます。
349ドル(38,800円?)で売れるか
HoomePodはアメリカでは349ドル(日本なら38,800円?)で発売されます。他のスマートスピーカーが一台5,000円から15,000円程度で販売されている現状を考えると、この価格設定はかなり強気です。スマートスピーカーは家の中に複数台置くことも想定できるので、一台当たりの価格はかなり重要になってきます。果たしてこの価格設定で売れるのでしょうか。
すでに他社のスマートスピーカーはスタートダッシュを決めており、ホームオートメーションをGoogle HomeやAmazon Echoで設定してしまった人も多くいるでしょう。ここからAppleのスマートスピーカーが巻き返すのはかなり難しいと思いますが、さらにこの価格が足かせにならないことを願います。