AppleはAirPowerワイヤレス充電マットをまもなく発売すると予想されています。これでApple Watchの充電はかなり楽になりそうなのですが、同社はまた別の方向からApple Watchの充電にアプローチしているようです。
AirPodsのようにケースで充電
Appleが取得した特許情報から、同社はApple Watchをケースに収納した状態で充電できるような製品の開発を構想しているようです。既にAirPodsで採用されている充電方法ですが、用途は微妙に異なりそうです。AirPodsは使っていないときはケースにしまっておくことが多く、この時に充電できるのは大きなメリットです。
しかしApple Watchは寝ている時に手首から外して充電するのが一般的です。就寝中に充電しておけば、2日から3日バッテリーが持続するのでこの使い方に不便を感じたことはありません。そのためApple Watchの充電ケースが便利になる状況は旅行時や特定の用途に使う場合など、非常に限られたケースになりそうです。
機能付きバンドも充電
今回の特許で目を引いたのが、Apple Watch本体だけでなく、特定の機能を持たせたバンドもケースに収納している間に充電できるという点です。Apple Watchには公表されていない端子があるのですが、これを活用したバンドがいよいよ一般向けにも出てくるのかもしれません。
医療用には応用されている機能付きのバンドですが、このような充電ケースがあれば計測したい時に、いつでもバッテリー100%の状態で計測が開始できます。本体は充電されているのにバンドにバッテリーがない(またはその逆)なんていう事態は避けられそうです。睡眠追跡や高度な運動記録などにも応用できそうな使い方です。
今回のApple Watch充電ケースの特許自体は通常の使い方に大きな影響を与えそうではありませんが、特定の機能を付与したバンドの一般利用が進みそうという点では注目する価値がありそうです。