ここ最近、為替相場は円高傾向を強めており、105円台での推移が続いています。Appleは為替相場を忠実に製品、サービスの価格に反映させるので、消費者としては円高は歓迎したいところです。特に3月にも発表されると噂の低価格iPadがさらに安くなれば、国内のタブレット市場で圧倒的な存在感を持っているiPadはさらに売れそうです。
259ドルのiPad?
昨年、iPadに関する噂として「2018年、Appleは259ドルのiPadを発売する」というものがありました。その時はあまりにも安すぎる価格設定に多くの人はこの噂を疑わしい情報として扱いました。しかしiPadの販売数が低価格版のiPad(5th)によって大きく底上げされていることがわかるなど、AppleがiPadの価格帯を下げていくことにメリットが多くありそうなことがわかってきました。
そこにユーラシア経済委員会のデータベースに未発表のiPadが登録されたことで、「3月にも低価格版のiPadが発表される」との噂が高い信憑性のある情報として流布しています。しかし昨年3月に329ドル(日本では37,800円)〜で発売された9.7インチのiPad(5th)をたった一年で大幅に値下げするかは疑わしいところです。
そこで僕が期待するのがiPad mini(5th)が259ドルで発売されることです。ちょうどiPadとiPad miniの価格差として70ドルは妥当な数字であり、各種情報を総合すると「iPad mini(5th)の発売は期待できる」と思います。そしてこの259ドルが日本でどのくらいの価格になるかが気になるところですが、現在の為替レート(105円)を適用すると26,800円くらいの価格設定が想定できます。
スタンダードなiPad
26,800円のiPad mini(5th)は当然のことながら基本的な性能のモデルになるでしょう。FaceIDやTrueDepthカメラの搭載は見送られるはずです。またApple PencilやSmart Keyboardにも対応しないでしょう。あくまでスタンダードなiPadになりそうです。しかしiPad(5th)が対応したように、ARKitを利用したアプリは楽しめるようになるはずです。
安くて小さくて軽い。そんなiPad mini(5th)が発売されれば、おそらく大ヒット商品になると思われます。根強い人気を保っているiPad miniだけに、その後継機種が出るだけでインパクトは大きいのですが、その価格が26,800円となれば、さらにサプライズとなるでしょう。期待して待ちたいと思います。