こんどはInstagramが… Apple Watch向けアプリを廃止

Apple Watchの販売数が拡大していきていると報じられていますが、対応アプリという点で言えばまだまだApple Watchは発展途上です。さらに主要アプリのApple Watch非対応化のニュースも散発的に報じられ、混迷状態が継続しています。そして今回、主要SNSアプリInstagramがApple Watchのサポートを外しています。

Apple watch

アップデートを機に非対応に

InstagramはこれまでApple Watchで友人の投稿した写真やフォロワーからの反応などを確認できたのですが、先ほど公開されたiOS版のInstagramアプリ(39.0)にアップデートすることでApple Watchにアプリが表示されなくなります。Instagramのヘビーユーザーにとっては便利だったかもしれないのですが、これでApple WatchはInstagramに非対応となります。

Instagram

僕はそれほどInstagramを使っているわけではないので、フィードに表示される写真をApple Watchから確認したり、自分の写真についた「いいね」をすぐに知りたいとは思わないのですが、便利に使っていた人は一定数いるはずです。それでも非対応としたのはApple WatchとSNSの距離感がなかなか定まらないのが原因かもしれません。

SNSとApple Watch

初代のApple Watchが発売された当時、通知を見逃さない機能に注目が集まり、SNSでの繋がりをより密にできるとされました。しかしApple Watchが普及する過程で健康管理やエクササイズ管理という用途が生まれ、通知機能の便利さは相対的に低下しています。この変化に合わせるようにSNSの代表格であるTwitterもApple Watchへの対応を取りやめています

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そもそもApple Watchは表示される情報が少なく、また入力に制限があるためSNSを便利に使えるデバイスではありません。友人の投稿や「いいね」についての通知を見逃さないメリットはあるものの、そのアクションに返答するには結局iPhoneを取り出す必要があります。こうした面倒さがApple WatchでのSNS利用を妨げており、これは今後も改善されていく気配もありません。

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ならいっそのことApple WatchではなくiPhoneでSNSを楽しんでもらおうと運営サイドが考えるのも自然かもしれません。当面の間、SNSとApple Watchとの距離感は離れたままという気がします。

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