次々と企業買収をこなすソフトバンクですが、次のターゲットは飛ぶ鳥を落とす勢いの「LINE」のようです。ブルームバーグが関係者の話として伝えていますが、どうでしょうか、その真偽はまだ不明ですが本当なら面白い動きになりそうです。(ブルームバーグの記事)
LINEは言わずと知れたLINEの運営会社ですが、日本や東南アジア、スペインなどで利用者を伸ばしています。先頃FacebookがメッセージサービスのWhatsappを買収した流れの一つとしてLINEの買収も位置づけられるのかもしれません。通信キャリアを経由しないメッセージサービスは世界的に一般化していく可能性があり、その分野をソフトバンクが狙っていくのでしょうか。
iPhoneをはじめとしたスマートフォン販売が国内外では鈍りつつあるといわれています。そんな中でソフトバンクはハードからソフトへと事業の比重を移していく動きを強めており、その一環としてこの買収は理解できそうです。去年に買収したガンホーやスーパーセルとの協業で更なる飛躍を可能にするための買収かもしれません。
ただガンホーもスーパーセルも、ソフトバンクが買収したことで業績を向上したかと言えば、そうとは言い切れません。そこに新たなLINEの買収が重なり、どうなるか不透明な部分が大きそうです。
ちなみにLINEはソフトバンク以外からも買収提案を受けているため上場手続きを遅らせているとのことです。その買収提案した企業がどこなのかも気になるところです。