5月2日に開始されたAppleの業績説明会の場で、同社のティム・クックCEOはAirPodsについて「信じられないほど人気がある」と述べました。2016年12月に発売されたAirPodsは強い需要のため長い間品薄が続き、Appleも生産体制整備で応えてきました。しかしApple Online Storeではまだ在庫がない状態(発送まで5日ほど)が続いており、AirPodsの需要がまだまだ強いことを示しています。
完全ワイヤレスの標準に
AirPodsの最大の特徴は左右のイヤホンが独立した完全ワイヤレスである点です。同製品の前にもいくつか完全ワイヤレスのイヤホンがあったのですが、AirPodsの完成度は飛び抜けており、特にApple製品と組み合わせて使う際の利便性において、他社製品を全く寄せ付けない便利さを発揮します。
またケースで充電できる仕組みを導入し、ワイヤレスイヤホンの欠点であったバッテリー持続時間の短さを補っています。使っていない時に充電されているので、AirPodsのバッテリー残量をきにすることはほとんどありません。またケースも週に1度ほど充電すればいいので、充電の手間もあまり感じません。
さらに音質についても評価が高く、iPhoneで音楽を聴くことが多いユーザーがAirPodsを使わない理由は全くありません。既にAirPodsは完全ワイヤレスイヤホンの標準的存在としての地位を手に入れたといっても過言ではないでしょう。
さらに発展の余地
AirPodsは発売以来、ファームウェアやiOSの更新で地味なアップデートが実施されてきました。イヤホン本体をタップした時の操作性が向上するなど、小さな機能更新にとどまってはいますが、将来的には大きな進化も可能と考えられます。さらに将来的には「Hey, Siri」に対応し、防水仕様の第2世代のAirPodsが発売されるという噂もあります。
またAirPowerワイヤレス充電マットではワイヤレス充電に対応したAirPodsのケースを充電できるようになります。ワイヤレス充電対応ケースは別途購入する必要があるのですが、これで充電はさらに簡単になり、AirPodsが便利になるのは確実です。まだまだAirPodsは便利に、快適になる余地をたくさん残しています。