自宅周辺で地図の航空写真が雲に覆われている問題をAppleに報告

Appleのマップアプリはリリース時の最悪の状況を脱しているものの、Googleマップに比べて様々な面で使えないのは事実です。その一つが航空写真です。なぜかマップアプリの航空写真では自宅周辺が雲に覆われ、何も見えない写真が掲載されています。ってことでAppleに「問題」として報告しました。

雲

決定的に不便、ではないが

マップアプリで航空写真が見えなくても、それほど不便ではありませんが、一部iOSアプリでは航空写真で現在地を示してくれます。またエクササイズアプリでジョギングなどのトラッキング機能を使う場合、航空写真の方がどんな場所で運動したのかが一目でわかって便利です。しかし航空写真が雲で覆われていると、雲の上をジョギングしたような表示になり、何もわかりません。

runtastic

上の写真は自宅付近でクロスカントリースキーの練習をした時の記録です。雲の中をぐるぐる回った記録が残っています。

ちなみにAppleのマップアプリには「問題を報告」という項目が用意されています。先日、この問題をTwitterでつぶやいたところ、フォロワーさんからこれを使えば改善されるかも、と教えていただいたので、物は試しということで僕も問題を報告しておきました。方法は簡単です。問題のある場所にピンを置き、そのピンの情報内に「問題を報告」のリンクが表示されます。

雲

報告からどのくらいで改善されるかはわかりませんが、付近の中学校やサッカー場、サイクリングコースも雲に覆われており、これが晴れることで恩恵を受ける人は少なからずいそうです。

ストリートビューはいつになるのか

Googleの地図アプリは非常に便利で、日本だと田舎の細い道もストリートビューの表示が可能です。Appleも数年前からアメリカやヨーロッパでストリートビューのような機能のために車載カメラでの撮影を続けているようですが、一向にサービス開始が見えてきません。また現在日本では撮影が行われておらず、国内でのサービス提供は全くメドの立たない状態です。

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Googleストリートビュー

仮に撮影が始まったとしても、国内の全地域でGoogleのストリートビューのような機能が使えるようになるには10年くらいの時間が必要なのではないでしょうか。ストリートビュー機能の提供には膨大な予算と人員を投入して、力仕事で撮影を続けるしかなく、また新しい場所を常に更新し続ける必要もあります。現時点でのAppleの取り組みの緩さを見ると、どこまで本気でストリートビューのような機能の搭載を考えているのか、疑問を持ってしまいます。

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