Appleは、iPhoneのバッテリーが劣化した際にユーザーに無断で性能を抑制していた問題への対応として、iPhoneのバッテリーを3,200円で交換できるプログラムを2018年末までの期間限定で実施しています。ただバッテリーの在庫が限られ、このプログラムでのバッテリー交換には数日必要な状態が続いています。
一部Apple Storeでバッテリーの在庫確保
アメリカのネットメディアMacRumorsが入手したAppleの社内メモには「すべてのiPhone交換用バッテリーのサービス在庫がすぐに利用可能になる」と書かれていたとされ、バッテリー交換のために待たされる時間が大幅に短縮される体制が整いつつあることがわかります。このメモはアメリカでのものですが、世界中のApple Storeでも同様の動きになると予想されています。
今回Appleが発表した交換プログラムでバッテリー交換費用が大幅に減額され、多くのユーザーがApple Storeでの交換に殺到したため、バッテリーの供給が追いつかなくなったのは当然といえば当然でしょう。またAppleは一部でバッテリー交換業者を雇ったとの情報もあり、Appleはユーザーに無断で性能を抑制した問題で大きな代償を払うこととなりました。
古いiPhoneの寿命延長
iPhoneの中でバッテリーは最も劣化しやすい部品の一つであり、使っているうちに充電容量がどんどん減っていきます。iOS 11.3からはバッテリーの状態を表示する機能も搭載されており、そこでユーザー自身が確認できるようになってます。iPhoneは500回の充電を経ても新品の80%の充電容量を維持できるように設計されていますが、この80%を下回るとユーザーが不便を感じることも多くなるようです。
そこでバッテリー交換プログラムを利用して新品のバッテリーに交換することで、さらに2年、3年とiPhoneを快適に使える時間を延長することは可能です。2018年12月末までがバッテリー交換の割引期間なので、この期間内に交換しておくと、古いiPhoneの寿命が格安価格で延長できることになります。待ち時間がなくなれば、気軽に交換できるようになるのでオススメです。