Apple、日本でマップアプリ改善のため写真撮影開始 何に使われるのか?

Appleは日本でも東京23区の一部千葉県浦安市でマップアプリの改善を目指して専用車による写真撮影を開始すると発表しました。撮影した写真はマップアプリの改善や機能向上に使用されるとされており、画像はマップアプリ内で公開される場合があるとも記されています。

3Dマップ

Apple版のストリートビュー?

専用車両を使って写真を撮影して地図情報と統合しているのがGoogleです。Googleが撮影した写真はストリートビューとしてGoogle Map内で提供されているのですが、地図や衛星写真だけではわからない細かな情報が得られるため、なくてはならない重要な機能となっています。Appleもこのストリートビューのような機能をマップアプリ内に組み込むのでしょうか。

Google

確かにストリートビューは便利ですが、Appleが今から写真を撮影し続けてGoogleと同じような機能を提供するのは遅すぎる感はあります。ようやく東京と千葉で撮影を始めるAppleと田舎の山道までカバーしているGoogleでは差が開きすぎています。Appleとしてはきめの細かいストリートビューとは違ったアプローチをして行くのではないでしょうか。

ARとの連携に期待

Appleは近年ARに力を入れています。地図情報(3Dマップ)や撮影された写真情報をARへと落とし込むことで、Google Mapにはない機能が提供できるのではないでしょうか。机の上に目的地までのルートを投影して分岐や曲がり角の目印を立体的な写真で確かめる。こんな地図アプリがあれば面白いでしょう。また実際に街を歩いている時も、ARでナビゲーションしてくれればわかりやすいはずです。

apple park

ARによる施設内の案内

観光で訪れた都市で、明日行く場所をARマップを使って検討する。友人の位置情報をも合わせて表示して、今から会うためにはどの道を歩いていけばいいかをARで確かめる。そんな地図アプリの進化は近未来っぽくて面白そうです。

ただこれら機能が実現するにははまだまだ写真撮影が必要でしょう。今回発表されたマップアプリのための写真撮影開始で、ようやくその第一歩が踏み出されたと考えています。マップアプリが大きく変わるのにはまだ時間が必要なのではないでしょうか。

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