7月12日に突然発表されたMacBook Proの新モデルはこれまでと同様に高スペックで高価格なノートブックとなっています。通常の構成でも15インチモデルで258,800円〜と高額なのですが、ストレージを4TのSSDに変更できるオプションがあるためAppleが用意するオプションを全て盛り込むとかなりの高額商品になります。
本体より高い4TB SSD
MacBook Pro Touch BarとTouch ID 2.6GHz 512GBモデルは標準構成でも302,800円(税抜き)となっています。ここからメモリを16GBにして、CPUを2.9GHzにし、ストレージを4TBへと拡張すれば、本体価格は税抜きで731,800円になります。さらにここに消費税が加算され、購入時には約79万円を支払う必要があります。なんとも高額なノートブックです。
特にオプションで選択できるSSDの最大容量(4TB)が非常に高価になっており、これだけで標準構成からプラス352,000円になります。本体価格よりも高いオプションというのも珍しいですが、MacBook Proに4K動画や音楽を大量に保存する必要がある人にとってはもしかしたら必要なオプションなのかもしれません。まさにPro向けといったところでしょうか。
通常利用なら十分な性能
MacBook Proは名称にProが入っているので、映像制作などのプロの使用にも耐えられる性能を有しています。しかしそんなProでなくても高性能なMacBook Proは普段の利用を快適にしてくれます。動画の編集を頻繁にして、しかも効率的に仕事をこないしたという人でない限り、大盛りスペックにする必要はなく、標準構成でも十分な性能が確保されています。
敢えてオプションで性能を上げるなら、メモリを16GBから32GBにすれば日々の利用で快適さが実感できるケースが増えるかもしれません。ただ現時点では多くの場合でメモリが16GBで困ることは殆どありません。多くの人は標準構成のMacBook Proの性能が足りないと感じることはないと考えられます。