macOSの新しいバージョン「macOS Mojave」は日本時間の9月25日未明に公開されます。macOSの最新版はiOSほど注目されないのですが、今回のmacOS Mojaveにも注目すべき新機能がいくつかあります。
連携カメラ
macOS MojaveにはPagesやメモなどでの作業中、手元にあるiPhoneで撮影した写真をすぐに取り込める機能が搭載されます。文書やメモにiPhoneで写真を撮影して取り込みたいってのは結構あるのですが、これまではAirDropを使ってMacに取り込んでから挿入、もしくはiCloudフォトライブラリに同期されたものを挿入するという方法で、少し時間がかかっていました。これがメニューバーから数クリックで可能になるのは嬉しいです。
この機能に対応しているのはFinder、メール、メッセージ、メモ、Pages、Keynote、Numbersと最低限をカバーしているだけなのですが、対応アプリがこれからもう少し増えれば便利な機能になっていくと思います。
macOS版のHomeアプリ
6月のWWDC直前、iOSとmacOSが統合へと向かうとの憶測が流れました。この憶測はAppleによって否定されたのですが、アプリの共通化という方向に進むことでiOSとmacOSの垣根を低くするようです。その一環としてiOSにあるHomeアプリとボイスメモアプリがmacOSにも搭載されます。特にHomeアプリは徐々にではありますが、対応機器も増えてきて使い道が多くなってきているので便利になりそうです。
macでの作業中、ちょっと照明が暗いなぁと感じたら、iPhoneに手を伸ばすことなくMacで照明の明るさを調節できます。対応機器が増えれば室内の温度の調整や電化製品の電源のON/OFFも操作できます。日本では対応機器があまり出ていないのですが、これからの拡大に期待したいところです。
ファイルを開かずに作業
macOS High Sierraでも画像ファイルやPDFファイルなどを選択してスペースキーを押すとクイックルックが利用できるのですが、macOS Mojaveからはここでファイルの編集も可能になります。ちょっとした修正や注釈の追加、メモ書きの追加などならすぐに済ませることができそうです。
この機能はMacを劇的に便利にする機能というわけではありませんが、知っておくと作業効率がアップする便利機能って感じです。これ以外にもmacOS Mojaveにはダークモードやファイルの整理を自動で行ってくれる機能、デスクトップが時間に応じて変わっていく機能などが搭載されます。
macOS Mojaveの公開は日本時間9月25日未明と予告されています。