LINEがSiriショートカットに対応、しかし出来ることは少ない

LINEのiOSアプリがアップデートされ、Siriショートカットに対応しました。これでSiriにキーワードを言うだけで、特定の人(グループ)へのメッセージ送信画面を開くことができます。SiriでのLINEメッセージ送信ができなくなって少し経ちましたが、これで少しだけ便利さが回復しました。

LINE Siri

設定は簡単

Siriショートカットを使ってLINEを起動するには、まず最新のLINEアプリをインストールします。その後、何回かLINEでメッセージを送受信した後に、「設定」アプリ内の「Siriと検索」をタップします。そこで「ショートカット」という項目が表示されていれば、それをタップしてSiriショートカット作成へと進みます。ショートカットの候補はメッセージ送信履歴から作られているので、頻繁にメッセージを送信する人が候補に上がっていると思われます。

Siri ショートカット

Siriショートカットに登録する人やグループを選ぶと、キーワードの録音に移ります。Siriショートカットはここで登録したキーワードをSiriに言うだけで登録した人やグループのトーク画面を素早く起動してくれます。Siriを使ったLINEメッセージの送信機能が削除されてしまっただけに、これで少しだけ便利さが回復したことになります。

Apple Watchには非対応

ただ今回のSiriショートカットへの対応もまだまだだと感じます。Apple WatchのSiriに登録したキーワードを告げると、結局iPhoneでの操作に誘導されます。せっかくApple WatchにもLINEアプリがあり、便利に使えるようになっているだけに、こちらからメッセージを送らせてくれてもいいと思うのですが、何か技術的な問題があるのかもしれません。

Siri Apple Watch

更に言えば、iOS 12でインストールできるようになった「ショートカット」アプリには対応していませんで他のアプリとの連携や送信内容の設定などはできません。もしこれが可能になれば、Siriに「今から帰る」と言えば「マップアプリで家までの所要時間を調べ、その結果から家への到着時間を計算し、それを家族にLINEで送る」なんてことも可能になるでしょう。しかし現時点でそのようなことはできません。ここまで対応すればかなり便利に使えそうなのですが…

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