AppleとAmazonは過去に対立して、互いの商品、サービスを自社プラットフォームから排除しあったこともありました。しかしAppleとAmazonは和解に至っており、今の状態は過去にないほど良好な関係に見えます。しかし両者の関係良化の影響はなかなか日本の「Amazon.co.jp」には現れてきません。
Apple TVも販売されず
AppleとAmazonの対立が最も激化した際、AppleはAmazonプライムビデオアプリをApple TVから排除し、またAmazonは自社通販サイトからApple TVを排除していました。両者の対立は消費者にとって何のメリットもなく、対立を続ける両者への風当たりは強くなりつつありました。そんな状況で両者は和解へと至り、Apple TVにはPrimeビデオアプリが登場し、アメリカのAmazon.comではApple TVの販売が再開されました。
その後もAppleとAmazonの関係改善は進み、アメリカではAppleが直接Amazonで新製品を含むApple製品の販売を始めています。またApple MusicをAmazonのスマートスピーカー「Echo」で再生できるようにするなど、アメリカで両者の関係はこれまでにないほど親密になっていると言えます。しかしこれは日本では全く状況が異なります。Apple製品の直販やApple MusicのEcho対応は全く進んでおらず、Apple TVすらAmazon.co.jpで販売されていません。
対応は遅そう
Amazon.comでApple TVの販売が再開されたのが2017年12月で、日本のAmazon.co.jpの状況はそれ以前のまま放置されていることになります。日本ではそれ以降のAppleとAmazonの関係良化がAmazonのサービス、通販プラットフォームには全く反映されていません。先日、アメリカのAmazon.comでApple製品の直販が始まったのですが、これについても日本での動きは穂全く見えてきません。
Apple MusicのEcho対応についても、かなり期待しているのですが、日本での動きは全く見えません。Amazonの日本での動きは遅そうで、Apple製品の直接販売やApple MusicにEcho対応は遅れるんじゃないかと考えるようになってしまいました。せめてApple MusicのEcho対応だけでも早くして欲しいのですが。